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たかま (天神橋筋六丁目)

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一見さんお断りな店構え

 

茨木・高槻地区に越してきて2年ちょい。

残念ながら地元にはロクな蕎麦屋がないという結論に達した。

やっぱり大阪市内まで足を伸ばさなければまともな蕎麦は味わえないみたい。

 

今回おじゃました天神橋筋六丁目の「たかま」には、これまでにも2、3回行ったことがあって、リピートするぐらいだからお気に入りの店ではある。

 

ここは、福井産の蕎麦にこだわっていて、十割なのに細打ちというのが特徴だ。

福井産の蕎麦は大好物だけど、残念ながら新そばにはありつけず。

それは次回のお楽しみということで。

 

私はノーマルなざると、あれば鴨汁せいろでその店の実力を図るのがポリシー。

つまり最低二枚は平らげる。

もちろん粗挽きがあれば、どちらかを粗挽きにするのが紳士としての嗜み。

 

ということで、今回もさっそく盛りそばと鴨汁そばを注文した。

鴨汁そばの蕎麦は田舎だ。

 

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盛りそば 950円

 

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鴨汁そばの蕎麦(田舎)

 

相変わらず極細ですね。

 

まずはいつものように何もつけずにそのままいただく。

 

十割でこの細さの蕎麦はかなりの腕前だとは思うけれど、福井産にしては風味が弱かったので更科に近いのかな。 そうでないとブツブツ切れてしまうからね。

 

私は太切りの方が好みなんだけど、その理由は細切りだとどうしても十分に水が切れないから。

この蕎麦もざるの下に水が滴ってるぐらいだから水切りはよくない。

 

では、なぜここの蕎麦がおいしく食べられるのかというと、それはズバリ汁(つゆ)の出来がいいからだ。

醤油が強めできちんと出汁が取られているのにお互いが主張しすぎていない。

適度な甘みもある。

ひどい辛汁にあるような、鰹の風味が強すぎたり、砂糖をぶち込んだように甘すぎたりといったことがない。

深みや濃厚さというよりは、キレとすっきりさを優先したということがよくわかる。

これも細切りという蕎麦の形状を考えてのことだろうね。

 

つゆとしては「木田」の辛汁に近いと思った。

「木田」の辛汁からフルーティーさを抜いて純和風にした感じ。
 

そんなことを考えているうちに、お待ちかねの鴨汁が到着~。

 

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鴨汁そば 1500円

 

 濃いめの味付けと深み、しっかりした鴨肉......合格です!

 

薄めないと飲めないぐらい濃くてもよかったけど、関西ではこの辺が限界かな。

水切りが甘い蕎麦をつけると、薄まって蕎麦の味に負けてしまうからね。

まあ、こんなもんでしょう。

 

そうそう、蕎麦がきも頼んでいましたね。

 

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そばがき 1200円

 

わさびと大根おろしを薬味に醤油でいただく。

もちろん、最初は何もつけずに。

ふわふわの食感と強すぎる粘りが舌になじまない。

風味が弱いので醤油をつけても、そばがき自体が軽すぎるので負けてしまう。

 

それにしても大阪ではこの手のそばがきが流行ってるのかね?

同じ店で修行したのか、師弟関係なのか、「天笑」のそばがきもこんな感じだったけど、見てくれだけで中身がともなってないんだよな。

これ一品で満足できないもん。

もともと蕎麦はそばがきで食べてたんだからさ。

 

白金の名店「三合菴」のそばがきを見習ってほしい。

 

とはいうものの、ふつうの盛りそばはうまいし、福井産の蕎麦は食べられるし、女将さんは愛想がいいし、好きな店であることに変わりなし。

 

謙虚で誠実な店でもあるので、これからももちろん通います。

 

★★★★

 

訪問日:2016年11月11日