そば打ち 松林 (梅田)

さぞやお高いんでしょうねえ、ショバ代が

 

Rainy days and Sundays always get me down.

雨の日は嫌いじゃないんだけど、この日は別。

 

場所は梅田。 正午。

混雑を予想して2時間前に出かけたにもかかわらず、お目当ての映画はすでに満席。

急きょ予定を変更せざるを得ず、13時半開始のほかの映画を観ることにしたんだけど、すでに12時半を回っている緊迫の状況。

昼食をすませて戻ってくるまでに残り1時間ちゃかない。

「まき埜」は駅の反対側から歩くし、「からに」はもっと遠い。

「たかま」は電車で行かないとならないし、「椋庵」は埼玉...などとブツブツひとりごちていたら、友だちから「蕎麦以外に選択肢はないわけ?」と至極もっともなツッコミ。

 

でもボクは!蕎麦が食いたいの!

 

フラれる日も近い。

 

近場でよさそうな蕎麦屋がないかと調べていると、ありましたよ。

駅のすぐそばに。

 

阪急梅田駅東口?を出て新御堂筋?を渡ったオフィスビルの地下1階。

地下といっても、すり鉢状の地下広場の外周の一角なので解放感はある。

雨の日は最悪だけど。

 

ただ、ひとつ気になることがあって、基本喫煙OKで昼時だけ禁煙にしているらしい。

うーん、本来ならこの時点で評価に値しないんだけど、have no choice。

 

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全面ガラス張りで見通しはいい

 

店内に入ったとたんによどんだ空気を感じる。

いくら昼だけ禁煙にしてもタバコのにおいは消えないんだよね。

ここに無神経な店はまったく信用していない。

 

ハードルが下がりまくってるので、まずは様子見。

 

ということで、まずは特製十割蕎麦をオーダー。

 

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松林特製 十割そば 1080円

 

1000円超えという強気の価格設定にこちらも思わず腕まくり。

蕎麦粉は茨城常陸産。

ある事情から東北・関東の蕎麦は避けるようにしているんだけど、少しぐらいなら大丈夫かな。

 

ルックは悪くない。

駅近郊の商業ビルの店舗ということとかなりの量があったことを考えれば、強気な価格というわけでもなさそう。

風味があるのは蕎麦自体がいいからだね。

十割はこうでないと。

 

しかし、そば切りが雑。 太さバラバラ。 水切りもがんばりましょう。

身内が蕎麦打ちの修行をしていたときに、練習で作った蕎麦を持って帰ってきてそれこそ毎日食べてたんだけど、そんな感じ。

職人の腕はあまりよくない。

 

辛汁は、少し鰹が強めではあるものの甘味が適正なのでバランスがいい。

そこそこコクもある。

 

まあ、想像よりはずっとうまかったので、時間がないのにさらに追加しちゃいました。

腹ペコだったしね。

 

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日替わり季節の天ぷらとざるそばのセット 1080円

 

映画開始の時間が迫っていたので、ゆっくり味わうとはいかなかったけど、二八の方も普通においしい。 

今季の茨城産は出来がいいのかな。 少なくとも北海道より全然上。

 

とまあ、蕎麦はよかったんだけど、天ぷらが0点。

衣がサクサクというよりバリバリ。

これは天ぷらじゃなくてフリッターだよ。

カナダで食ったクソまずいフィッシュアンドチップスを思い出しちゃったじゃない。

天ぷらに関してはど素人ですな。

 

もっとも、この場所このボリュームで1080円は超良心的。

強気なんて言ってすみません。

 

お得な値段以外にわざわざこの店をめざす理由は見当たらないけど、駅の近くのこういう店を知っておくと何かと便利。

 

★★★☆☆

 

訪問日:2017年1月8日