蕎麦 游山 (中浦和)

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おしゃれな看板がお出迎え

 

埼京線中浦和駅の目の前にある手打ち蕎麦屋で、埼玉に帰るたびにちょくちょく寄っている。

店名は「ゆうざん」。 ”しんにょう”ではなく”さんずい”の方ね。

この店はまず作りがいい。

店内広々、清潔感があるから居心地がいいんだよね。

そういうところはたいてい蕎麦もうまいんだけど、遠回りしてまで通わせるだけに実力も十分。

 

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器にもセンスが光る

 

というわけで、この日も粗挽きせいろをチョイス。

蕎麦は福井産。

福井の蕎麦は風味が強いので好みなんだけど、少し香りが弱かったかな。

まあ、それは時期的なこともあるのでノープロブレム。

 

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粗挽きせいろ 800円

 

風が語りかけます。うまい、うますぎる! (十万石饅頭のCM風)

この日はほんとに風が強かったんだけど、まさにこんな感じ。

 

粗挽きを謳っておきながら貧弱な蕎麦を出す店とは違って、ここの蕎麦は食べごたえがあるんだよね。

挽きぐるみの野趣あふれる風味と絶妙な水加減で打たれた蕎麦。

技術の高さがうかがえる。

やっぱり粗挽きはこのぐらいワイルドじゃないと。

ただ、塩は必要ないかな。

なにもつけずに食べても全然うまいんだから。

 

で、こういう蕎麦には強めの辛汁がよく合うんだけど、さすがわかってる。

醤油が強めなのに、ほんのり甘めでまろやかというか、醤油、出汁、砂糖が主張しすぎずバランスがすごくいい。

蕎麦湯で割ってわさびとネギを入れるとちょっとしたスープにもなる。

 

うーん、埼玉の蕎麦はとってもハイレベル。

 

この日はあまりお腹が空いてなかったので頼んだのは粗挽きせいろだけ。

いつもの鴨汁せいろは次のお楽しみということで。

 

★★★★

 

訪問日:2016年9月30日